仲築間卓蔵/元日本テレビプロデューサ-/連載「六日のあやめ 十日の菊」(120)
久しぶりの更新。
鎌倉年金者組合の機関紙のコラム「万華鏡」に書いたものの転載です。
あすの日本の進路を決める総選挙に突入した。アベは「国難突破解散」とうそぶいたが、誰の目から見ても「自分の難儀突破解散」である。
大事な時期に(目くらましで)何かが起きるが、今回は「希望の党」の出現である。メディアは、一瞬「小池劇場」と化した。反発するように「立憲民主党」が誕生した。
小池新党出現で「三極」の争いと見る向きもあるが、国民から見れば自民・公明・維新・希望 VS 市民と野党共闘(共産・立憲・社民など)「二極」の対決である。市民と野党共闘候補は240を超えたという。
同時に、おもしろい現象も起きている。創価学会名誉会長・池田大作氏が(意図するところはいくつか考えられるが)神奈川新聞(9月8日付)に「核なき世界へ市民の声を」と題して寄稿している。
また、日本会議の主要メンバーだった「生長の家」が(10月4日)「再び 与党とその候補者を支持しない」という見解を発表している。
知らないところで、何かが起きようとしているのだろうか。