水久保文明(JCJ会員 千代田区労協事務局長 元毎日新聞労組書記)

「ヘボやんの独り言」より転載 

やはり変だぞ日米の北朝鮮対応①     18/02/19

 昨日のネットに以下の記事が流れた。

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北朝鮮と韓国、秘密接触を重ねる 昨年、五輪参加協議か

 韓国と北朝鮮の両当局者が昨年秋から年末にかけ、少なくとも2回、平壌で接触した。ソウルの情報関係筋が明らかにした。韓国は基本的に北朝鮮との交流を禁じており、当局者の訪朝は異例。接触を通じ、北朝鮮は平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加と南北対話路線を決めるに至った。米国は南北対話の行方を不安を持って注視しているという。

 米国内には韓国の動きに対する不満の声も出ており、ペンス米副大統領が訪韓した際に北朝鮮との接触を拒む事態につながった。

 南北の接触は、五輪を契機に関係を改善したい韓国側が求めた。昨年11月以降、中国経由で訪朝し、北朝鮮の五輪参加問題を巡って協議した。北朝鮮は参加の条件として米韓合同軍事演習の中止を求めたという。

朝日新聞社 2/18(日) 8:11配信
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 最後の「北朝鮮は参加の条件として米韓合同軍事演習の中止を求めたという。」という部分に引っかかる。先日13日に小ブログに書いた「またまた、アメリカの代弁?」に連動しているからだ。ブログの内容は10日に安倍首相が平昌に行った際、文大統領に「五輪後に米韓合同軍事演習を行ってはどうか」と提案したことと、13日に菅官房長官が韓国大統領の訪朝をけん制したのは、アメリカの代弁ではないか、というものだ。

 今回の報道が事実で、日米ともにこの会議開催を知っていたとすれば見事に符合する。北朝鮮と韓国の接触は昨年の秋から年末だという。そのころ、安倍首相は「平昌五輪には行かない」と言っていた。私はこれについても、小ブログで「大人げない」と批判した。

 ところが今年に入って突然、自民党内の「五輪に行くべきでない」という反対の声を振り切って彼は平昌に行き、韓国大統領に前述の問題を提起し、「内政問題」として事実上、一蹴されている。一方、アメリカはこの五輪中にも相変わらず北朝鮮〝口撃〟を続けている。この問題もう少し考えてみたい。(次回につづく)

★脈絡のないきょうの一行
平昌五輪、フィギュアスケート男子につづいて、スピードスケート女子500mで日本が金。二人を支え続けた人たちに金メダルを贈りたいね。


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