戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)
4日午前、女房が胃の調子悪いと言って自分で車運転してかかりつけの新松戸診療所へ行った。午後2時過ぎても帰ってこないので診療所に電話する。「こちらで具合悪くなって、今点滴中です。終わったら救急車で東葛病院へ送ります。病院で病状の説明がありますから行ってください」と言う。
とりあえず自転車で常盤平駅へ。八柱でJR武蔵野線乗り換えて南流山へ。つくばエキスプレスで一つ目の流山セントラルパーク。駅前の東葛病院に着いたのが午後4時。救急病棟で待つこと30分。「家族の方どうぞ」と呼ばれる。胆のうに結石があってその一つが胆管に詰まったのだそうだ。それでこの10ほど痛みと吐き気が続いていた。すぐ入院して明5日にも石を吸引して取り出す、との説明。
おれは5日は豊友会の箱根一泊旅行で、みんなのチケットや宿泊予約書類などを持っている。6階の病室に落ち着いてから女房に相談したら「簡単な手術だからいなくていい。箱根へどうぞ」と言うので箱根へ行くことにした。その場で必要な書類を何通か書いて、7時頃病院を退出した。
そうは言っても手術の後誰も家族がいないというのはまずいと思い、長女の正子に明日夕方面会に行ってくれるよう頼んだ。5日は16人で北千住から小田急ロマンスカーで小田原へ。だるま食堂で鯵寿司の昼食を食べて、バスで箱根へ。小涌谷のハイランドリゾートに着いたのが2時半。
風呂に入ってビールを飲んでひと眠りして、5時過ぎに娘の携帯に電話した。「手術は20分くらいで終わって今病室にいるけど元気だよ」。安心して宴会に。男13人、女3人で持込みの日本酒4本。さんざん飲んで食って、ホテル内のカラオケルームへ。おれは途中で失礼して寝てしまった。
6日は快晴。みんなは登山電車、ケーブルカー、ロープウエイ、芦ノ湖海賊船と箱根周遊だが、おれは一行にさよならして帰路へ。小田急の急行で代々木上原乗り換え、千代田線で松戸まで直行。コンビニでおにぎりを買い家で食う。すぐさま女房の常備薬とコートを持って病院へ。ああ忙しい。
受付で入院にともなう書類を何通か提出し、面会許可をもらって6階病室へ。女房は元気だったが、絶食で点滴だけ、お腹が空いたとこぼしている。退院はまだ見当つかないようだ。さて今日も、ラジオ、携帯、昨日忘れた薬、この2日分の『毎日』などを持って3時の面会時間には病院へ行こう。