戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)
ブラックジョークかと思っていたトランプ米大統領のノーベル平和賞の話が何となく現実味を帯びてきた。「『ノーベル平和賞はトランプ大統領に』韓国・文在寅大統領が発言」(1日付『毎日』)。「6月初旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談を前にトランプ氏を持ち上げ、会談成功と平和体制構築につなげたい思惑もありそうだ」。文氏は「ノーベル平和賞をとってください」との声に「ノーベル賞はトランプ大統領が受賞しなければならない。われわれは平和だけ、もらえればいい」と答えたという。立派!
ということで、第二次世界大戦後に国の最高指導者でノーベル平和賞をもらったのは誰か、ネットで調べてみた。
1957年 ピアソン・カナダ首相
1974年 佐藤栄作・日本首相 沖縄をアメリカから返還させた功績だというが、いまだに基地問題で紛糾が絶えないのはお前の責任じゃないか。
1978年 ベギン・イスラエル首相 パレスチナへの無差別爆撃で幼い子を殺しているのは誰だ。
1983年 ワレサ・ポーランド大統領 1981年に「連帯」議長で訪日、読売労組へきたよ。
1987年 サンチェス・コスタリカ大統領
1990年 ゴルバチョフ・ソ連最高指導者
1993年 マンデラ・南ア大統領
1994年 ペレス・イスラエル大統領
2000年 金大中・韓国大統領 賞に値する人物だった。
2002年 カーター・アメリカ大統領
2009年 オバマ・アメリカ大統領 ノーベル賞金を返却してほしい。
2016年 サントス・コロンビア大統領
おれとしてはやはりトランプにノーベル平和賞をやるわけにはいかない、常識的には文在寅だけど、この際サプライズとして金正恩にしたらどうかと思うのだが、皆さんいかがですか。