戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)

沖縄知事選あと1週間、悪質自公に負けるな 18/09/24

明日へのうたより転載

 沖縄知事選で血道を上げているのは公明党・創価学会だけかと思っていたら、政権政党の自民党もかなり汚い手口でやってるらしい。「期日前投票 自民党本部が主導」「中央団体に日報要求」(23日付『赤旗』)。「大激戦・大接戦となっている沖縄県知事選(30日投票)で自民党本部が各種中央団体に対し、日々の期日前投票者数を党本部に報告するよう求めていることが同党の内部文書で判明しました」

 「同党本部は、塩谷立選対委員長、山口泰明組織運動本部長の連名文書(18日付)を『関係議員』に送付。『勝敗を決するのは期日前投票の如何にかかっている』と強調し、『貴殿に関係の深い団体と、要請した期日前投票者数を送付』したので『当該団体』に以下のことを『指導』するよう求めています」

 「①すでに課されたノルマを『上回る規模で期日前投票を実施』すること②日々の投票者を各団体から自民党本部へ報告すること。文書はさらに、①②については党本部からも直接『中央団体にに対し要請している』と記し、党組織運動本部のファクス番号を記載しています」。

 期日前投票を強制しても投票者が別の名前を書いたのでは彼らの意図は水の泡だ。そこで彼らが編み出したのが恥知らずのあくどい方法なのだ。どんなやり口なのか。「投票所内の撮影禁止求め弁護士が要請 知事選期日前投票」(21日配信『琉球新報』デジタル版)。

 「沖縄県知事選の期日前投票で、特定の候補者を書いた投票用紙を撮影して報告を求める企業があるとし、沖縄県内の有志弁護士でつくる『投票の自由と秘密を守り公正な選挙を求める会』の池宮城紀夫代表らが20日、県選挙管理委員会に対し、投票所での写真撮影を禁止し、周知するよう求めた」「県選管は要請を受け、明確に撮影を禁止する条文はないとしつつも『トラブルの火種になり、秩序保持の観点から撮影しないよう求めている。改めて注意喚起』したい」と述べた。

 沖縄知事選の投開票日まであと1週間。「沖縄知事選2氏互角」「共同調査 争点は移設問題」(24日付『毎日』)。佐喜眞陣営の自民・公明の組織をあげた謀略選挙、公選法違反の期日前投票強制をはねのけて翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニー候補の勝利をぜひとも勝ち取りたい。