戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)海外旅行・ポーランド、ハンガリー(2003年)① 16/12/04

明日へのうた]より転載

 8月16日~25日の9泊10日(機中泊含む)、添乗員なし、メンバー18人。おれたち夫妻と井川、東京新聞の横田一雄、田中貞子、元劇団員の町田秀子、元都労委事務局の細見夫妻、清水勝之、大坂正、日経の石坂、税関の牛越、関西電力の高馬夫妻、高岡日出子、生駒夫妻、油田京子。多士済々だ。

 16日は前夜から土砂降りの雨。集合時間に遅れた人もいた。それでも10:25発のKLM便は定刻に成田を飛び立って一路アムステルダム空港へ。現地時間午後2時半に着陸したが、ワルシャワへの乗り換え便の待ち合わせ約5時間は長かった。待合室で持参の酒を開け大宴会。町田女史に叱られた。

 ワルシャワ着は21:50。現地ガイド(女性)の用意したバスでホテル・ホリデイインへ。疲れているんだからすぐ寝ればいいのに、おれの部屋で清水、大坂、細見、牛越らと飲む。女房の迷惑お構いなしだ。それでも翌朝6時に起きてホテル近辺を散歩した。おれもまだ若かったんだね。

 17日は午前中市内見学。無名戦士の墓のある公園では、ナチを市民の力で追い出した「ワルシャワ蜂起」(1944年8月)の記念セレモニーが行われていた。ユダヤ人を何万人も収容したゲットー跡は公園になっていて立派なモニュメント。いまワルシャワにはユダヤ人は数えるほどしかいないそうだ。

 午後はバスで郊外のジェラゾヴラヴォラというところにあるショパンの生家へ行った。ポーランドはどこへ行ってもショパンの銅像だらけだ。生家の庭ではピアノコンサート。おれが聞いても素晴らしい調べだ。庭からはみ出した観光客が拍手を送っていた。市内に戻って民謡酒場で夕食。ワインは不味かった。

 翌朝、9:00の特急列車で南下して古都クラフトへ。ワルシャワ中央駅のホームは地下で、照明が薄暗いが利用するにはこれで十分。大体日本の駅が明るすぎるんだよな。2時間半の乗車でクラクフ着。驚いたことにおれたちのトランクを運ぶ車が到着ホームで待っていた。とこから入ってきたんだろう。

 駅から出ると太陽が照りつけてきた。ちょうどヨーロッパは熱波襲来の年だった。クラクフの温度も32度。ただし乾燥しているから日陰では涼しい。ホテルで一休みして昼飯だ。旧市街を散策しながら適当なレストランで食べた。当然ワインを飲む。ここのも不味い。食後お城や教会を見学、3時頃ホテルに戻った。女性たちは別行動でいろんな店を覗いてきたようだ。高い琥珀など買わされないかと心配だ。