戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)正月雑感 17/01/07

明日へのうた]より転載

  晴天つづきの穏やかな松の内だった。暮れの28日から来ていた孫たちが、元旦の夜帰ってしまい火の消えたよう。なんか今年は箱根駅伝にも身が入らなくてゴールの瞬間も見ていない。元旦は孫たちと例年通り柴又帝釈天に初詣。矢納め100円。破魔矢1500円。だるま1000円。小エビ佃煮648円。

 5日は発足29年目の地酒の会「豊友会」の役員10人で新年会。おれの行きつけのやきとり栄が会場だ。5時から8時まで鳥鍋と焼き鳥を肴に1升瓶を3本と4合瓶2本を空けた。椅子席でないので3時間座っているのは辛い。去年の新年会では元気だった河村さんが9月に83歳で亡くなった。寂しい。

 6日は新聞OB会主催の千寿七福神巡り。女房と2人で参加。午後1時に北千住駅西口デッキに集合。今年は40人と参加者が多い。汗ばむほどのぽかぽか陽気で、厚手のコートを途中で脱いだ。約3時間かけて大黒天ー布袋尊ー壽老神ー恵比寿天ー毘沙門天ー福禄寿ー弁財天と回る。布袋尊の大川町氷川神社で買った1500円の色紙に各寺で朱印を捺してもらう。朱印代は1か所200円だ。

 携帯についている万歩計では6300歩だったがどうもおかしい。歩き方が悪くてカウントされなかったに違いない。ちなみに女房の万歩計は1万を超していた。4時から駅前の居酒屋「永見」で懇親会。腰が痛いのを我慢して歩きとおしたおれの根性にねぎらいの乾杯をした。ひえービールがうまい!

 日刊工業の山口君と中座して、日暮里のホテル・ラングウッドで6時半から開かれる東京地評の旗びらきに駆け付ける。知ってる顔に出会い新年の挨拶。ここも高齢化が目立つ。OBばかりで現役が見当たらない。おれが現役の頃濃い付き合いをした弁護士さんがいっぱいいた。そう言えば弁護士さんには定年がないんだよな。訃報も聞いた。中国やトルコへ一緒に旅行した元平凡社の森下昭平さん。80何歳だったのかな。

 今朝は七草粥を食べた。今年の正月はこれで終わりだ。寒い。今朝のうちの玄関の温度計は零下2度だと女房が震えていた。何度も書くが、今年は80歳、傘寿になる。昨夜も深夜に左肩が痛くて目が醒めた。右腰も痛みが退けない。周囲も大変だ。暮れに全身痛で入院した大貫くんは幸い5日に退院した。

 おれもいつ病気にかかるか、動けなくなるか分からない。いくつか残っている公的役職をそろそろ整理する段階に入っている気がする。年賀状も来年あたり欠礼通知を出そうかな。