戸塚章介(元東京都労働委員会労働者委員)
近くて遠い国台湾へ初のツアーを組もうと話がでたのが15年暮れの新聞OB九条の会「望年会」の席上。ちょうど参加していた旅行社たびせんの大西さんが聞いていて、すぐ旅行プランをメールで送ってきた。そうなっては後へ引けず、年明けに早速募集のお知らせをばらまいた。旅行タイトルは「歴史を学び夜市を楽しむ台湾6日間」。おれとしては「歴史を学ぶ」に焦点を当てたつもりだが・・・・。
応募してきたのは、新聞関係の狩野、岩田、平沼、小林(豊)、長田(ヨキ)さん、おなじみ元東電の近藤夫妻と寺田さん、出版の生駒夫妻、元日立争議団の篠田夫妻、それに戸塚夫妻の計14人。添乗員はたびせんと契約している高木万綾(まや)さん。6月5日9:35、成田から台北桃園国際空港へ。
空港から出て新幹線に乗り、午後3時半には高雄に着く。ホテルは国賓大飯店。夕方までひと休みしてお楽しみの夕食。街中の龍興という名のレストラン。海鮮料理と紹興酒で満腹した後、六合路夜市を散策。道一杯に屋台が並んでいる。ぴちぴち跳ねてる海老を目の前で揚げる。極端に臭い豆腐などの珍味。
おいしそうなのだが、満腹なので見て歩くだけ。見たところ屋台でアルコールを飲む客が少ない。みんな素面で黙々と物を食べている。日本のような酔っ払いも見当たらない。ホテルに戻る。歩いたため腹がこなれたので、夜市で買ってきた魚のから揚げで例の反省会。高雄の夜は騒々しく更けていった。
6日は午前中市内観光、昼食後フェリーで旗津(チージン)半島へ。2人乗りの輪タクに乗って島内を一周。おれは寺田さんと同乗したのだが、なにしろおれ1人で86キロ、年取った車夫が懸命にペタルを漕ぐ。それを見て済まなくなって降りる時チップを渡した。夕食は海鮮料理。ビールが生ぬるかった。
7日9:08の新幹線で高雄から台中へ。台中駅から約1時間専用バスに乗って日月譚に。台湾最大の淡水湖で、最も人気のある観光地の一つ。なるほどでかい湖だ。湖畔のレストランで昼食。午後は貸し切りの遊覧船に乗って湖を半周する。日月譚のホテルは力麗哲園會館。名前ほどでない普通のホテルだ。
夕食はホテル内のレストラン。湖が一望できるロケーションは素晴らしいが、バイキング形式の料理はいまひとつ。早々に引き上げて部屋で反省会をした。